図書館が再開し、以前から読んでみたかった本を読みました。
「非認知能力」の育て方 ボーク重子著
子育ての参考に読みたかったのですが、
一番心に残ったのは
「親である自分自身がどうあるか」
ということについて書かれた部分でした。
耳が痛い部分でもありますが、
子育て中の女性におすすめの一冊です。
子育て中に自分自身を見失わないために
著書は、アメリカで専業主婦として子育てしている中で
「語れる自分が何もない」
ことに気がついたそう。
周りの女性は、仕事に関わらず、
自分の人生のために自分がやりたいことを
エネルギッシュに行っている。
母親になって感じる、不安や焦り、自分に対する失望・・・
私自身と重ね合わせて、一気に著者を身近に感じました。
そして「耳が痛い・・・」と感じることも書かれています。
子供はいつか親の元を巣立っていきます。
その時に自分の人生そのものがエンプティ(空っぽ)になってしまわないように、子育ての時期に自分の人生を見失わないことが大切です。
『非認知能力の育て方』201ページ
・妻で母の前に、自分は一体誰なのか?
・母や妻でない自分は、何をしたいのか?
親も自分自身が、心から打ち込めるものを見つけることが大切。
親になったからといって、自分自身の人生を捨ててはいけません。
なぜなら他のことで自分の存在を証明できなければ、子供の成功で自分の成功を測るようになってしまうこともあるからです。
『非認知能力の育て方』208ページ
確かに・・・
子育てに一生懸命なことはすばらしいことだけど
それだけだと
「自分=子ども」
のようになってしまう危険もありますね。
私たち女性は、子育てや日々の忙しさにまぎれて、
「自分自身、これからどうあるべきか?」
ということには、目をそむけがちかもしれません。
でも子育てが終わったとき、何もない自分がいたら・・・
そう思うと、将来が怖くなります。
この本を読んで、やってみようと思ったこと
著者のボーク重子さんは、まずはボランティアから始めて
興味を広げた結果、仕事につなげていったそう。
まず、「好きなことから始めてみよう」ということです。
自分が好きなことを、小さな一歩でいいから始めてみる。
好きなこと、人より少し得意なことをやってみて、伸ばしていく。
自分自身が好きなことや得意なことで、
人の役に立つことを見つけられれば、
生きがいになりますよね。
それが仕事になるかどうかは関係なく、
自分自身を育てる趣味としてでも構いません。
私たち親は、子供を育てる以外に、
「自分を育てる」という視点も必要だなと強く思いました。
子育て中に、自分自身を見失わないために。
少しずつ行動をして行こうと思います。
子育て中の女性におすすめの一冊です。
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