自分の幸せは、自分で見つけるもの。
『子どもの心のコーチング』 一人で考え、一人でできる子の育て方
子育ての指針になる本を見つけました。
子育てをしていると、
この言い方でよかったのか
このやり方でいいのか
何をどんな風に伝えたらいいのか・・
迷うことばかり。
長男を出産して11年経ちますが、
未だに自分の中に
子育ての軸がない、
と感じていました。
最近下の子の成長に伴って、小さなトラブルが続きました。
子どもに何をどう伝えたらいいのか
考えている時に
たまたま出会った本なのですが・・
結果的に、
自分の人生を考え直すきっかけとなりました。
親自身の幸せは、自分で見つける
この本で一番心に残ったところは、
子供の幸せの第一歩は、親自身が幸せな人生を生きること。
そして親自身の幸せは、自分自身で作るもの。
というところです。
特に心に残ったところを抜書きしますね。
ヘルプは「できない」人のために、その人に代わってやってあげること。保護者がするのはヘルプです。
一方サポートは、人を「できる」存在ととらえて、そばで見守り、より良くなるために必要な時には手を貸すこと。サポートこそが、まさに親の仕事なのです。p30
子どもの自立をサポートできる親は、親自身が自立していて、子どもから必要とされなくなることを恐れない人です。
子供の人生を支配し、そこに頼るのではなく、生きるべき自分の人生を持っている人です。p35
親はヘルプしてあげている自分が好きなのです。
子どものために何かをやっているという感覚は、親が自分の責任を果たしているというニセの満足感にほかなりません。
親自身の人生で得られない充実感を、子どもの面倒を見ることで補おうとしているのです。p39
子供に生きがいを求めることは、子供のイキイキ輝く人生を犠牲にして、自分の充実感を得ることにほかなりません。
その時親が愛しているのは、子どもではなく、親自身なのです。
p39
痛いところをつかれているなあ。。
薄々と感じてはいたけれど
見て見ぬふりをしていたこと。
そこをはっきりと言葉で指摘された気がしました。
生きるべき、自分の人生を持つ
わが家の子供達は11歳と9歳。
子供たちが学校に行ってる間は、
私は自由な時間です。
放課後、子ども達はお友達と遊んだり、
好きなことをしています。
子育てのステージは変わり、
以前ほど
「お母さん、お母さん」
と必要とされなくなりました。
子ども達には子どもたちの人生があって、
私には私の人生がある。
そんな当たり前のことを、
この本を読んで
はっきりと自覚することができました。
コロナの休校以降、
子どもたちの家庭学習に気を使ってきましたが、
少しずつ子どもたち自身に任せていこうと思います。
私は私で、
これからどうやって社会に役立っていくのか。
何が生きがいになるのか。
自分自身に向き合わなくてはいけないな、
と感じています。
図書館で借りた本ですが、
とても心に響く本だったので
買って手元に置いて、
何度も繰り返し読み返したいと思います。